こんにちはHAKUです。ここでは自然農を始める前の畑の整備について解説していきます。
この記事は次のような人におすすめ!
- 自然農を始める前にやっておくべき作業について知りたい
- 自然農での畝立ての方法を知りたい
こんな疑問に答えていきます!
くまお君、畑の準備は順調かい?
うぃ!畑も道具もそろったでち!でも必要な道具がカマとスコップとクワだけだなんてなんかウソっぽいでち。キミのような脳筋ゴリラならまだしも、スマートなボクちんにはムリじゃねェですか?
唐突に口悪い奴だな。僕、クマだし。それに全身プニプニしてるキミがスマートだとは思う奴は多分ひとりもいないぞ。
それはさておき、例の「3種の神器」でやれるかどうかはやり方次第だよ。極力土をいじらないのが自然農の極意。農作業で一番労力が必要になるのが土を動かす作業だから、そこが省ければ自ずと道具もシンプルで済むのさ。
ただし、最初の年は土を結構動かすから少し大変かな。後々の事を考えて丁寧にやっておこう。キミの場合は畑も荒れ放題だし、キミ自身にもいろいろ問題がありそうだから、僕が手伝ってあげるよ。
そこまで言うなら、手伝わせてやってもいいでち。
やっぱり、ひとりで地道にやりなさい!
1)草刈りと表土のチェック
①草刈り
最近まで畑として使われてきた土地であれば特に気にする必要はありませんが、しばらく使っていなかった休耕地の場合、初めに待っているのは「開墾」に近い作業です。多年草が生い茂り、雑木まで生えてきていることもあります。
自然農では草と共に作物を育てますが、多年草は種から育てる作物にとって競争相手としては強すぎるので、基本的には取り除くようにします。太い根や地下茎、球根を持つ植物の場合は掘り取っておきます。全て取くことはなかなか難しいですが、初年度にしっかりやっておくと次年度以降の除草が楽になります。
僕が畑を借りた当時、敷地内には「カラムシ」「ヤブガラシ」「ツルボ」といった太い根や球根を持つ植物が一面に蔓延っていました。この3兄弟は切れた根や無数の球根から何度でも再生してくる狂気の生命力を持っていて、未だに地中深くからゾンビのように這い上がってきます。自然農は「草や虫を敵としない」農法と言われていますが、生える草の種類や勢いをコントロールは必要になります。
②表土のチェックと整地
長年使われていなかった畑の場合は、草刈りをして表土が現れたらよく点検しておきます。異物が埋まっていた場合は周囲に同様のものが埋もれていることがあるので起こして除去します。
点検後は畑全体の傾斜や凸凹を良く見て、水たまりになりそうな(もしくはすでになっている)場所がないか確認し、必要に応じて土を移動し平らに均したり、排水溝を掘ったりといった敷地全体の整備を行っておきます。
畝立てしてからだと、全体の傾斜やうねりが見えにくく調整もしにくくなるので、一番初めにやっておこう。
2)畝立て
①畝の配置と高さ
畑全体の整地が終わったら、畝の配置を計画しましょう。
畑作では作物を植える部分の土を高くする「畝立て」という作業を、野菜を仕込む都度に行うのが一般的です。畝が高いほど水はけが良くなり、乾燥しやすくなるため、土地の水はけの程度に応じて高低差を調整します。
水はけが良い畑なら10㎝程度、水はけが悪い畑は20~30㎝の畝を作ろう。
溝を掘り、掘り取った土を積み上げて作り上げる「畝」。自然農では、極力土を動かさず「生き物の亡骸の層」を積み重ねていく必要があるので、耕作を始める前に畑全体の区画、排水等を良く考えて畝立てをしておくと良いでしょう。
畝の向きについては諸説ありますが、平地だと東西方向に細長く、傾斜地では傾斜に対して直角になるように畝立てするのが一般的です。
諸説あるということは、大きな影響は無いとも言えるね。背が高い作物を狭いところに植える場合は日影が増えるなど、隣畝に影響が出ることがあるから、その場合は南側に背の低い作物が来るように配置したり、畝間を広くするなどで対処できるよ。のらくまファームはどうかな?
のらくまファームは斜面地なので、斜面上は高さ10㎝、斜面下は30㎝程度の高低差で、段々畑のようにしています。逆に陸稲やサトイモなどの湿気を好む作物を植える場所は、植え付ける場所に溝や穴を掘り、その中に苗を植えることで乾燥を防いでいます。
畝幅は作物によって適度な幅が異なりますが、複数の作物を混植する関係で標準の畝幅は120㎝と広めにしています。畝幅を広くすると混植はしやすいですが、通路から遠くなるので手入れはややしにくい面もあるため、作る作物によっては中央で割って60㎝畝とすることもあります。麦・大豆エリアは畝無しで、所々に排水路を掘ってあります。
②自然農の畝立ては1度きり?
畝立ては重労働作業のひとつで、一般的な農法では年に何度も行うのが普通ですが、自然農では1度畝立てしたらその後は修正程度しか行いません。これには2つの理由があります。
一つは、自然農を続けることで作土の表層に蓄積する草や作物の枝葉や根のほか様々な生物の死骸が積み重なった「亡骸の層」が、次に栽培する作物の生長に重要な役割を果たすため、これを壊さないようにするためです。
もう一つは、作業の省力化です。慣行農法では種まき前や作物の植え付け時、毎回土を耕して肥料を施し、畝立てし直すというのが一般的ですが、これは大変な重労働。さほど広い面積でなくても耕運機などの農機具が必要になります。自然農では原則として毎シーズンの畝立てや耕運作業は行わないためシンプルな農具だけで耕作が可能です。
毎回行う耕運、施肥、畝立ては無駄な作業という訳ではなくて、収量と農作物の商品価値に重きをおく場合は必要な作業とだと思います。僕は家庭菜園においては「お金」「手間」「環境負荷」を最小限に抑えて、楽しみながら継続して一定の収量を得られるというバランス感を重視しているので、自然農がベストだと考えています。とにかく沢山の収穫を得たいという方は慣行農法をお勧めします。


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